岩塩と海塩


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海塩と岩塩
塩は大きく海塩、岩塩に分類される。
海塩とは、その名の通り、海水を蒸発させて作られる塩で、
海水を自然に太陽の力だけで取り出そう(⇒これでできた塩が天日塩)とすると、2年ほどかかるようで、雨季があり、乾燥面積の少ない日本ではほぼ不可能とされている。
そこで日本を含め世界で多く行われてる採取方法が、一度塩分濃度を高めて、その後蒸発させるという方法。
岩塩とは、海水が陸地に閉じ込められてできた塩の岩のこと。
岩塩の取り方は2種類あり、世界でも多く使われてる採取方法が、井戸水や海水を注ぎ、岩塩をとかして塩水としてくみあげる方法。これらは一度水に戻すことにより、ろ過しやすくなり、大きさを変えるため再結晶したりと、様々な調整が可能となります。(=溶解採鉱法)
ここで問題なのが井戸水や海水といっても、どこの、どんな水質の水を注ぎこんでるのかも分からないということ。
水の中には、水銀、銅、鉛、ヒ素など人体に有害な物質が含まれている。通常、安全レベルの基準値が設けられチェックされているが、有害物質『0』は厳しいのが現実。
万全な注意を払い、安全な水を選んでたとしても保証ができない。
何故なら空気中に既に有害なものが含まれており、雨が降り、それらが混ざってしまっているから。
昨今の工業排水、空気汚染の影響を完全に避けることは困難なのです。
岩塩の採取方法のもう一つが塩の岩を砕いて取る方法。
これが一番自然にできた塩になります。(=乾式採鉱法)
水分が蒸発、濃縮、塩分は結晶化、更に地中で圧縮されながら何万年~何億年かけて出来上がるのです。
注目すべきは、何万年も前の海水が元に作られているということ。この時代は人間が生まれる前であり、海、大気、すなわち地球自体が汚染されていないとき。そうしてできた岩塩は純度が非常に高くクリアな塩として出来上がるのです。
食塩
現在、日本の塩の88%が工業用として出回り、意外にもたった12%が食用として流通しています。
日本には岩塩は稀で、海外からの輸入と、元は工業用の塩を食用として精製した塩の出回りがほとんどです。
地球上にはたくさんの海水が存在し、海塩に関しては採取は無限といえる。
岩塩は、果てしない歳月が必要になり、取れる量にも限りがある。
その分価格は少し高くなるが
毎日体内に入れる塩は現代の地球汚染の影響を受けた安全かどうかわからない塩ではなく
乾式採鉱岩塩
のみを使用する事が重要である。